【勝田レポ③】血で染まったヴェイパーNext(30km-ゴール後)
まだ歩くと足裏が痛むので今日もランオフ。
筋肉痛はほとんどないので足裏トラブルがなければ絶対走っていたと思う。
【勝田レポ③】血で染まったヴェイパーNext(30km-ゴール後)
足裏に爆弾を抱えながら30kmを1時間56分40秒(3:53/km)で通過
30-35km:19分48秒(3:58/km)
3:46-3:56-3:58-4:04-4:04
30kmを過ぎると細かいアップダウンが続く。
ただでさえ脚が削られキツいのにこのアップダウンは足裏に響く。
明らかにスピードが落ちているのがわかる。
そして勝田最大の難所である地獄の3連坂に突入。
この3連坂は登った後に少し下る。
登りより下りの方が足裏が擦れる。
3連坂が終わる頃には痛みは激痛に変わっていた。
しかもこの激痛に加えて右ふくろはぎに張りの兆候が。
すかさず脚攣り対策第2弾である芍薬甘草湯を投入。
これで一時的に張りは消えた。
ここまでは前回と同じだが、前回はこの後襲ってきた第2波、第3波に耐えられず失速した。今回は芍薬甘草湯3包体制だ。まだあと2包残している。
35-40km:19分54秒(3:59/km)
4:01-3:56-3:56-4:00-4:01
難所を過ぎ、恐れていた向かい風も吹かずいつもならここからペースを上げていく展開。
だが今回は違う。
脚は残っているが足裏の激痛が限界に近い。
あまりの痛さにランニングフォームは、ぐちゃぐちゃに。
はるやまスポーツ
ペースもガタ落ちで38km付近からキロ4も厳しくなる。
残り3kmを2時間33分10秒で通過。
これは残り3kmを11分50秒(3:57/km)切らないとサブ45できないことを意味する。
この後のキロ4キープは至難の業と思っていたことから
もうサブ45は無理だ
サブ45は(次戦の)東京に持ち越しだ
今日はこの足でよく頑張った
と薄れいく意識の中で思ったその瞬間
男だろっ!!!
ん、大八木監督(駒澤大学)?と思って振り返るとそこには
マフ監督!!
声は出せなかったので軽く右手を挙げて応える。
そして本来ならまさにこの瞬間一緒にサブ45を目指して並走していたであろう“走りの恋人”はるやまさんも必死に声を張り上げてくれている。
そういえばはるやまさんにはレースで1度も勝ったことがないな(3戦全敗)。
このまま失速したら今日も負けだな。。。
いや、諦めるのはまだ早い!
残っている体力をどうやって最大限生かそうか?
今から力を振り絞ってスパートしたら恐らく途中で潰れる。
だが1km程度なら持ち堪えられるかもしれない。
出した答えは
“ラスト1kmに賭ける”
ここからの2kmは4:00/km超えてもサブ45に対する借金は20秒程度で済むだろう。
ラスト1kmダッシュして3:40/km切ればギリ間に合うかもしれない。
最後の勝負だ!!
40kmを2時間36分22秒(3:55/km)で通過
残り2.195kmを8分40秒か。。。
確か2か月前のつくばと同じくらいだったような。。。(つくばは8分44秒)
40km-Goal:8分21秒(3:48/km)
3:57-3:43-0:41
41km手前は軽く登っているにも関わらず40-41kmのラップは3分57秒。
少し希望が見えてきた。
41km過ぎればあとはフラット。
変な風も吹いていない。
脚攣りの心配は現時点ではない。
足裏は痛いがあと1kmなら頑張れる。
よし行くぜ!!
目の前のランナーをターゲットに1人抜いてはまた次のターゲットを定める。
41-42kmは3分43秒。
まだ44分になったところ。
いける!!
左折してグラウンド内の最後の直線へ。
まだ44分台。
渾身のラストスパート!
電光掲示板を見てサブ45を確信。
やった!
45分切ったぞ!!
正式タイム(グロス)
トータル :2時間44分43秒(3:54/km)
前半ハーフ:1時間22分01秒(3:53/km)
後半ハーフ:1時間22分42秒(3:55/km)
ゴールでは船橋のFさんが帰りを待っていてくれた。
私も待っていてくれると思っていた。
がっちり握手。
つくばの時は消化不良のレースで心から喜べなかったが今日は心の底から喜んだ。
だが今回はFさんに元気がなかった。
聞くと低体温症を発症し後半崩れたとのこと。
2人揃って喜び合えるのは次に持ち越し。
記録証の印刷を待っていると横にUkeさんが。
貫禄の46分台!
電車に間に合いそうで良かった。
去年はブログデビューしたばっかりだったこともあり、出たかったのにビビって応募しなかった青葉の森リレー出場に向けてアピールしておいた(笑)
ブログ村陣地に戻ると上州の竜さんが予定通り早上がりされていた。
腰を下ろしてシューズを脱ごうとすると左のヴェイパーNextが真っ赤に染まっている。
そこで現実に戻る。
そういえば足裏はどうなってるんだ?
恐る恐るシューズを脱ぐと
倒れそうになった。
その様子を見ていた上州の竜さんが
“写真撮ってもいいすか?”
さすが超有名ブロガー。。。と感心している場合じゃない。
下手したら帰れないかもしれない。
ソックスを脱いでみる。
血豆ができて既に破裂している。
マズい。ばい菌入りまくりじゃないか!
もう片方のソックスを脱いでみる。
こっちは馬鹿でかい血豆でパンパンに腫れている。
うーん、どうしようと思っていたら
陣地に戻ってきたえびぞうさんが“大変だ!血豆ができた!救護室行かなきゃ!”と大騒ぎ。
見ると私の10分の1ほどのサイズの可愛らしい血豆が。
という訳で私も救護室へ。
救護室に行くと血豆が破裂した左足は消毒、そして悶絶。
包帯を巻いてもらい処置は完了。
血豆パンパンの右足は破れないようガーゼと包帯を巻いてもらう。
陣地に戻るともう帰りの電車の時間が近い。
陣地に残っていた方に挨拶して両脚を引きずりながら帰路へ。
今回初サブスリーを決めたhassyさんやひらぶーさん、えびぞうさん、ooiさん、何回も応援してくれたはるやまさん、マフさんとあまり話ができなかったのが心残り。
2020勝田
記録にも記憶にも残る大会になりました。
<完>
本日走行距離0km
月間走行距離423km
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