ペース走6km 逆練習番長
練習番長という言葉がある。
練習ではいいタイムで走るのに本番レースではその力を発揮できないというネガティブな意味で使われる。
私はどちらかというと練習より本番の方がいい走りをする傾向がある。
逆練習番長と言ってもいいかもしれない。
練習より本番がいいんなら何も問題ないじゃないか?と感じた人が多いと思うがそんなに単純な話ではない。
私の場合、練習が走れなすぎて途中で止めてしまうことがあまりに多い。
5月~8月は、どうせポイント練習やっても走れないからという理由で3ヶ月以上ポイント練習をやらなかった。
例えばよくやる練習でペース走6kmというのがある。
Tペースで走るメニューでやっている人が多い定番メニューだ。
これを私と走力の近いランナーが3:40/kmでやっていた時、私は4:00/km近く掛かっていた。
9月に入り走力も戻り5000m、10000mでPBを更新した今、ペース走6kmをやったらどれくらいで走れるのか試してみたくなった。
結果↓
やっぱり遅い。
気温15℃無風の絶好のコンディションで3:51/km。
とても5000m16分台ランナーのタイムとは思えない。
どうしてレースでは16分台で走れるのに練習では3:50/kmで走れないのか?
思い当たった理由は3つ。
①早朝はスピードが出ない
8月から職務内容が変更になりこれまでの夜ランから朝ランに変わった。
朝はスピードが出にくいらしくアベレージ4:30/kmを切るジョグでも最初の2kmはキロ5分を超える。
②ガーミンがスパルタすぎる
私のガーミンは厳しすぎるので有名だ(笑)。
仲間内で練習する時、必ずラップが遅く出る。
ひどい時はキロ当たり5秒は遅い。
③薄底シューズではパフォーマンスを発揮できない
1年半前まではターサーオンリーだったのが今では練習のペース走でしかターサーは履いていない。
東洋大学の酒井監督が”自分に合ったシューズを選ぶ”のではなく”シューズに自分を合わせる”と言っていたのが心に刺さり、パフォーマンスが高そうな厚底シューズに合うようランニングフォームを1年以上かけて改良した結果、厚底シューズに適したランニングフォームに変わった。
例えば着地もヒールストライクからフォアフットに変わり、後傾気味だったものが前傾姿勢を保てるようになった。
薄底で走る練習、厚底で走る本番。
ここでも練習と本番の差が明確になる。
ターサーを履いた今日の練習ペース走(3:51/km)では、ピッチ186に対しストライドは1.40m。
対して3日前の月例赤羽(3:31/km)では、ピッチ179に対してストライドは1.58m。
もはや厚底シューズでないと速く走れない。
本番に比べて練習のパフォーマンスが悪い理由はこんなところだろう。
理由がはっきりしたのでこれからはこんなもんだと割り切りキロ4分超えても途中で止めずに走り切ろうと思う。
9月の月間走行距離は570km。
ポイント練習やレースを2回走った割には距離も踏めたかな。
本日走行距離16km
月間走行距離570km
年間走行距離5082km
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